フィリピン人の訛りは大丈夫なの?ピュアなアメリカ英語が話せるようになりたいんだけど。

アメリカ英語の場合は、単語と単語が恐ろしくリエゾンします。慣れないとまったく区切りが分かりません。

話すスピード自体も英語圏の中で最速です。

そして、語尾のk, t, d, p, g などは、まったく発音されません。発音が小さいのではなく、まったく発音されないのです。ほんのミリ秒、隙間が空くのですが、普通の日本人には、まず聞き取れません。

よって、普通の日本人には、現在形、過去形、過去分詞の区別すらつきません。前後の文意で判断するのがやっとです。これはとても集中力が要ります。

アメリカ英語を学ぶのであれば、アメリカ英語だけの環境で何か月も過ごさないと、なかなか慣れるのは難しいです。

 

一方、フィリピンでは、フィリピン語(タガログ語)が第一公用語です。家庭ではこのフィリピン語または、地方の言語(9種類くらいあります)を話します。

中学校から授業はすべて英語になります。英語は第二公用語であり、家庭で使われている訳ではないので、基本的に訛る「機会」がありません。

したがいまして、シンガポール、カナダ、オーストラリアなどの英語を第一言語にしている国に比べると訛りや方言が少ないです。

アメリカンと比べると、語尾がはっきりと、またゆっくりと発せられますので、日本人には理解しやすいと思います。

最終目標をアメリカ英語の習得に置いたとしても、フィリピン英語を一つのステップとして、考えていただければ、無駄なことにはなりません。

 

また、たとえば、大阪で生まれ育ち、普段は大阪弁しかしゃべらない人は、外国人相手の日本語教師になれないのでしょうか? 標準語を話す日本語教師よりも格下の扱いになるのでしょうか?

そんなことありませんよね?

 

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